ローカットのススメ <トラックダウン>
今日はトラックダウンについて書いていきたいと思います。
アレンジを終えて、さあ今からトラックダウンに入るぞ!という時あなたは、何の作業から取り掛かりますか?
ボーカルのトリートメントからでしょうか?
ギターやベースにコンプレッサーをかけていきましょうか?
いややっぱりボトムからでしょ!で、キックにがっつり、コンプレッサーかましていきますか!
トラックダウンは基本的にたくさんある素材をツーミックスという箱に上手く整えながら、収めていく作業の事です。
それぞれのあるべきところにボーカルや、ベース、ギター、シンセ、エレピなど、配置していって、それぞれが、バランス良く聴けるように作業していく訳です。
私の場合、トラックダウンで、まず最初にとりかかるべきは作業はローカットです。
ドラムや、ベースなどボトムを支える素材達以外の、いらない低域を削っていくという事ですね。
ドラム以外の素材、ボーカル、ギター、シンセ、ピアノなどの上物素材などの、30~40hzくらいをEQ(イコライザー)を使ってカットしてしまいましょう。
ボーカルや上物素材は中域の帯域がほとんどで、低域はあまり含まれていないと思ってしまいがちですが、
実はどんな素材でも結構、30~40hzくらいの、ローエンドの低域も含んでいます。
まずボーカルや、上物などの低域をカットしていきましょう。
これだけでも、キックドラムがハッキリ聞こえるようになり、スッキリします。
トラックダウンをする時は、最初にローカットを行いスッキリさせた上で、他の素材をどうトリートメントしていくか考えていきましょう。