アイドルソングに必要なものについて考えてみた件
みなさんこんにちは。
講師の村カワです。
諸君、私はアイドルが好きだ。
諸君、私はアイドルが大好きだ。
最初にアイドルを好きになったのは「wink」だっただろうか…。
そう、あれはまだ私が中学生の頃…。
当時は「明星」「平凡」「Dunk」「BOMB」といったアイドル雑誌があった。
(BOMBはまだ健在である)
そこから乙女塾出身の「CoCo」に走り…。
(三浦、大野推しであります!)
何年間かのブランクを空け、「モーニング娘。」でまたアイドルに首ったけに。
テキサイ(テキストサイト)をやったり、月に何度も遠征したりと非常に充実したアイドルライフを過ごした。
今はアイドルオタクも当時よりは認知されてきたように感じる…。
ずいぶん良い時代になったものだ。
(アイドルについて語ると長くなるので、また機会があれば書きます…!)
さて、今回はアイドルソングの曲構成におけるお約束というかセオリーみたいなものをご紹介しようと思う。
それは…
「MIXを打てるようにするべし!」
「PPPHを打てるようにするべし!」
「ケチャを入れられるようにするべし!」
「コールを入れられるようにするべし!」
この4点でアール!
それでは順に説明いきまっしょい!
「MIXを打てるようにするべし!」
「あ〜、よっしゃ行くぞー!タイガー、ファイヤー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー!」
これがMIXである。
…と言っても何の事か分からない人にはさっぱりだろう。
簡単に説明するとAメロに入る前にファン達が入れるかけ声(叫び?)である。
小節で言うと4小節分。
裏拍で入れる。
MIXの導入部分である「あ〜、よっしゃ行くぞー!」の部分は、その2小節前から入れて行くので計6小節。
(MIXにはさまざまな派生系や2連、3連というMIXも存在するが、便宜上今回はスタンダードMIXだけを取り上げることにします)
よくわからない方はYouTubeで「オタ芸 ミックス」なんかでググってみてほしい。
このMIXを打つのにも、適した楽曲というものがある。
打っていて気持ちがいい楽曲と言うべきか。
AKBで言うと「ポニーテールとシュシュ」「君のことが好きだから」「ギンガムチェック」等だ。
さて、BPMをみてみよう。
「ポニーテールとシュシュ」が160
「君のことが好きだから」が158
「ギンガムチェック」が175
BPM158〜175と速めの曲ばかりである。
且つ、Aメロ直前にキメ等オカズ的なものが入っているのに気づいただろうか。
この部分が「ジャージャー!」と合わさると非常に気持ちがよいのである。
そもそもMIXとは、好きなアイドルを前にして、感情がMAXレベルにまで高まって高まって高まりまくったオタから誕生したコールなのであるからして、BPMが速く、高揚感の溢れる楽曲との相性は超絶よろしいのだ…!
「打てる」楽曲は人気が高い。
「打てる」楽曲は楽しい。
BPM速めの楽曲ばかりが良いわけではないが、リスナーのニーズに答えるのも作曲家としては重要なポイントであると思う。
歌が始まる前の4小節、この4小節に漢たちは感情を爆発させるのである。
そしてそれは、魂の叫びだ。
長くなってしまったので続きはまた次回。
それでは、See you ayumin!