Tokyo DTM Connection

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エンジニアになるには?

楽曲を制作していく上で、サウンドプロデューサーはアレンジを考えたり、メロディーを考えたりしていくわけですが、完パケ納品するまでにスタジオのエンジニアさんに必ずお世話になる箇所があります。

それは、レコーディングとトラックダウン(ミックス)通称TDですね。

まあバジェット(予算)の都合によっては、その辺りも自分でやったりもしますが。。

僕は基本的にお願いするタイプですね。特にレコーディングに関しては。録音のオペレーションをお任せした方がボーカルディレクションに集中できるし。

TDはアレンジをしていく段階で、自然とできるようになってくるものと思っているのでさほど苦ではないですね。

もちろん専門家のエンジニアさんにはかないませんが。。

ところで、将来エンジニアさんになりたい人って結構いるんですよね。

たまに聞かれるんですが、「どうやったらエンジニアさんになれますか」と。

僕の感覚では、プロのエンジニアとしてメジャー系のアーティストさんにかかわる現場でやりたいのなら、

それはもう東京に来てやるしかないですね。

地方系のスタジオワークというと、地方在住のアーティストさんの録音,ミックス、ローカル局のCM完パケとかそういった感じの仕事が多いと思います。

メジャーレーベル系の仕事のほとんどが、都内で行われているというのが現状です。

では、どうやったらエンジニアさんになれるか。

とりあえず音響系の学科のある専門学校にいけば、流れで将来スタジオワークにつけるかもと考える人がほとんどかなと思います。

それも間違いじゃないと思います。ただ入った人全員が、みんなメジャー系の仕事ができるエンジニアさんになれるのか。というとかなり難しいと思います。

僕の感覚であれば、都内にあるスタジオを調べまくってそこを誰が使ってるのか、求人募集はあるのか、などをリサーチしますね。

で、直接行って門を叩いて直談判。ダメなら二軒目、三件目。繰り返し、繰り返し、、、恐らく10件くらいあたれば、相手も人間ですから、話くらいは聞いてくれるでしょう。または他のスタジオを紹介してくれたりとかもあるかもしれませんね。こういうことはやてみないとわかりませんね。

またはリスペクトしているエンジニアさんにFACEBOOKなどから直接コンタクトをとって[弟子にしてください!]とか。

まあおそらく最初はノーギャラ、持ちだしになることも多いでしょう。

しかし多少初期コストがかかったとしても、中途半端にみんなと同じことをやらずにいきなりダイレクトに1流の門を叩くのが間違いなく近道ですね。

最初のコンタクトで自分がどのくらいできるのかを証明できる作品や、知識などをアピールできることが大前提ですが。

ちなみこのようなPRO TOOLS検定の合格証を持ってますというエンジニアさんとかはほとんど聞いたことがないですね。(もちろん否定するわけでがないですが)

http://www.japrs.or.jp/pt-test/

今までお仕事をさせて頂いたエンジニアさんは、ほとんどの方が、現場のたたき上げで、音響系専門学校卒の方はそんなにいなかったような気がします。

やはり何かを成し遂げようと思った時に難易度が高いことほど、みんなと同じことをやっててはダメなのかもしれませんね。