Tokyo DTM Connection

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キーを理解すると楽になる

こんにちは、DJ TAKI-SHITです。

今日は音楽理論について書いてみたいと思います。

2004年頃、名古屋から東京に出てきて、アーティストから裏方として作家になろうと決意したときに、どうしても自分はHIP HOPのDJ出身ということもあり、

サンプリングを主体とした自分の制作スタイルに自信が持てませんでした。

曲をある程度システマチックに早く(納期を守って)作ったり、歌モノを作れるようになるためにコードやある程度の音楽理論というのは、必須であるというのの知っていたからです。

それまでいわゆるDJにしか作れないセンスのもの、例えば様々なジャンルのレコードや、CDから楽器のサンプルパーツをたくさん集めてきて、サウンドコラージュしながら曲をつくる、または理論的に音があたっていても、カッコイイから良しとする的なこと(笑)というのが得意でした。

しかし裏方作家にコードや理論は必須。

そこで、理論に詳しい人に聞いたり、上級者から学んだり、理論書を山ずみのように買ってきて読破したり、結構時間と労力をかけました。

で、理論は完璧だ、とまでは言えませんが、大概の曲であれば、理論的に分析したり、説明できるようになりました。

やはり引出しの多さを意識しておくのは大事だと思います。

コードの事は本当にちんぷんかんぷんだったのですが、勉強していく過程である時、点と点が線でつながる瞬間がありました。

それは初歩的なことですが、キーを理解した時でした。

この楽曲がなんのキーなのか、がわかることである程度自分のロジックにハメて分析したり自在にコードが使いこなせるようになります。

バンド出身者であれば、コードへの入り口はスムーズですが、

DJ出身の作曲家、トラックメーカーさんの方々は、結構コードがわからないという人は多いと思います。

コード理論の事はもっとたくさん書くべき内容があるのですが、分析したい楽曲のキーがなんなのかをまず始めに知っておくことで、分析が非常に楽になります。

ミュージシャンとしては基本的なことですが、是非意識してみてください。