Tokyo DTM Connection

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コンプの目的って

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。


今のDTM事情では、作曲、アレンジ、ミックス、レコーディング、

ほぼ全て工程を一人で兼任することができる良い時代ですね。


まあその変わり、専門的にやっていた方は少し厳しい時代というのも

確かではありますが。。


DTM作業の中で、コードの進行を考えたり、音色選んだり、MIDIを

打ち込むといった作業は、比較的スムーズに入れる作業かと

思いますが、


作った曲をエフェクト処理しながら、ミックスしていく作業は

割となんとなく進めていってたりしませんか。


特に通称コンプ、コンプレッサーって結構、なんだかよくわからないまま

音を太くしたいから、とりあえずインサートしとこう!みたいな感覚って

あったりしませんか。


少なくともDTMをやり始めの僕は、そんな感じでした(苦笑)。。

 

とりあえずそれっぽくなればイイな♪


ミックスにコンプ使ったっていうとカッコ良いな♪


というなんとも安直な理由でしたね~

 


でも違うんですね。

 

コンプは音を太くするものでは、ないのです。


まずなぜコンプをかけるのかという理由、目的を明確にしておきましょう。


目的がないのであれば、特にインサートする必要はないのです。


*** コンプをかける目的 ***


1.ピークを抑えたい


→ 録っている段階で、思わずアタックが強く出てしまったもの、

歪む直前の素材などのピーク部分を抑えたいから。

 

2.レベルがまばらになっている粒を均一にしたい


→ ドラムや、ギターのカッティングなどのある一定のレベルで鳴ってほしい

素材などの音量のバラつきの粒をそろえたいから

 

3.音圧を上げたい

→音を歪ませないように音素材を前に出したいから。

 


以上、ざっくりですが、主要な理由目的ですね。


パラメーターの説明などは割愛しますが、


トラックダウン時に上記の理由目的がある場合

とりあえずインサートしてみましょう。


どのパラメーターをいじったら良いかわからない場合は

プリセットを使ってみましょう。

 

[bass],[Voacl],[Kick]とか予め、それっぽい効果が出るように

プリセットとしてあるものですね。


とりあえずbassだったら、愚直に[bass]のプリセットを

インサートしてみましょう。


なんか違うなと思えば、プリセットを変えてみたり、パラメーターを

いじってみたりして、音の変化をチェックしてみましょう。


そういう経験値を重ねていくことで、だんだんわかってきます。


それぞれのパラメーターの機能を知らないから使わないでは

もったいないです。

 

やる前からしくみを細かく理解する必要なんてないのです。


最初は、そこにとらわれ過ぎて動けなくならないように気を付けた方が良いです。


というワケで、トラックダウン時に上記のような目的があるのであれば

とりあえず使ってみましょう。