Tokyo DTM Connection

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コーラスはどう入れるべきか

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

今日はボーカルレコーディング時のコーラス録りについて

書いてみたいと思います。


歌メロのメインパートをレコーディングして、

その後コーラスやダブルを録りましょう、という流れが

一般的なボーカル録音の現場です。


結構このコーラスをどう録って良いのかわからないとか、どこの

パートに被せてよいのかわからないとか、ハモリはどうやってどこに

入れればよいのか分らない、という方が結構いらっしゃいます。


ハモリに関していうと、基本的考え方は、楽曲で目立たせたいところを

ダブルで重ねたり、上下にハモリを入れたりすることがほとんどです。


楽曲で目立たせたいところ、イコール盛り上げたいところいえば、

もちろんサビパートになりますね。


歌詞に同じ言葉を、音程を変えて重ねる事で、聞き手に厚みのある

雰囲気を与えて、派手感のある演出を狙うことが出来ます。


で、ハモリは何度の上下を入れるべきなのかといいますと、

オーソドックスに言うと、上3度、下3度になります。


ただハモリの入れ方にもいろんなパターンがあり、

まず歌い方のニュアンスをどうするのかということ。


メインメロと同じ抑揚、雰囲気で歌うのか?

それとも、機械的に淡々と歌うのか?


また上だけ入れるのか、下だけ入れるのか?

メインメロと並行して同じように動いて入れるのか?

一定のラインを保ったまま入れるのか?


など割と様々な選択肢があります。


しかしここで、あまり難しく考えて、頭を悩ます必要はありません。


わからないのなら、とりあえず一通り全部入れてみましょう。

その後、何回も聞き直して、ここはちょっとトゥーマッチだなと

感じるところを省いていきましょう。


取捨選択をしていきベストな状態を導きだすという作業を繰り返して

いると、その内自分なりのコーラス録りのパターンというものが

出来ていきます。



実はアレンジ作業は、作業した、処理した、という事に対して

何度もおかしくないか、変じゃないかを何度も繰り返し

リスニングしていく作業が最も多いのではないかというのが

僕の実感です。