Tokyo DTM Connection

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シンセサイザーでの音作りは必要なのか

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。


今、ダンスミュージック系のアレンジと言えば、流行りのEDMを筆頭に

シンセサイザーサウンドが世界を席巻している状態ですね。


まあ有名どころでいえば、デヴィッド・ゲッタなどのDJが作る

サウンドにとても顕著な時代ですね、


しかしまあEDM流行以降のダンスサウンドは

どれこれも似たり寄ったりというのも現実ですが。。


ところで楽曲の制作をしていく上で、ご自身が使う

シンセサイザーの音色を最初から作ったことってありますか。


実は僕は一度もないです。


一時期、アーティストから作家になる時、それまで制作のメインとしていた

サンプリングを主体としたトラック制作から、シンセサイザーや生音を

シュミレートした音源を使っていくスタイルにシフトにした時がありました。

(今から約10年前)


昔からシンセサイザーを持っていたものの

(最初に買ったのは中二の時のYAMAHA V2というシンセ)

ほとんど使いこなせてなかったというのが、正直なところで

このタイミングで、シンセサイザーについて少し掘り下げて

やってみるかと思い立ったことがありました(2004年頃くらい)。


で、それに関する本を2,3冊買ってきて読んでみるものの、

アルゴリズムが~,VCOが~などなど、専門的過ぎてよくわからない。。


結局、10ページも読まないうちに挫折。。シンセサイザーについて

深く学ぶことをやめました。


で結論、何も考えずに潔くプリセットを使おう!

ということにしました。


今のシンセサイザー音源に収録されているプリセット音は、本当に良いです。


しかも新しければ、現在のトレンドになっている音色もたくさん入っています。


つまり即戦力なのです。何故かというと、メーカー側が、新機材を開発する際に

世界中の売れてるプロデューサーや、DJなどに徹底したリサーチやマーケティングを

入念にしているからです。


で海外のトラックメーカーや、DJの人々は基本的にプリセットを使う傾向にあります。


それも高いソフトシンセとかではなく、意外とシーケンスソフトにデフォルトでついて

いるようなシンセを使っていたりします。


作曲アレンジや、トラックメイキングで重要なのは、早く曲やトラックを量産していくこと

であって、シンセサイザーの知識があるということはさほど重要ではない、というのが私の

見解ですね。


もちろんシンセサイザーの専門家になる場合は、深く掘り下げた方が良いと思いますが、

曲の制作をガシガシやっていきたいという方は、自分のカラーが古くならないように

新しいシンセを買ってどんどんプリセットを使っていく方が良いでしょうね。