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セルフプロモーション&セルフプロデュースのススメ

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

先日第56回グラミー賞式がアメリカにて行われました。

結果は予想のごとく、ダフトパンクの圧勝でしたねー。

これには僕も本当に文句なし。

 

フィーチャーリングされてたファレルは

Noreagaの[Super Thug]を

プロデュースしていた時から

ずっとファンだし、

ダフトパンク自身の今までのような

エレクトロ感は全く影をひそめて、

古き良きディスコダンスクラシック

回帰的なサウンドもカッコ良かったし、

良い意味で期待を裏切られましたね~。

 

しかし今回、私が最も目を引いたのは、

最優秀新人賞、最優秀ラップ・アルバム賞、

最優秀ラップ・ソング賞、

最優秀ラップ・パフォーマンス賞

の4部門を獲得した、

マックルモア&ライアン・ルイスと

 

最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞

部門にノミネートされていたPretty Lightsの

アルバム「A Color Map Of The Sun」です。

 

まずマックルモア&ライアン・ルイスですが、

受賞の際に彼らが

「自分達は、レコードレーベルに属すことなく

ここまでやってこれた」ということを

口にしたのが、非常に印象的でした

 

完全自主で長いものに巻かれず、その際の

クリエイティブコントロールを一切受けずに

グラミー賞(!)が取れちゃうんですね。

 

そしてPretty Lightsですが、彼らのアルバム

「A Color Map Of The Sun」はこちらももちろん

自主制作なんですが、フリーダウンロードなんです。

これって結構強烈じゃないですか。。

楽曲のアルバムを無料で配ったアーティストが

グラミー賞にノミネートですよ。

こういう時代なんですね~。

 

日本の音楽業界のみ、完全にガラパゴス化

していってますが、グローバリゼーションの流れは、

時間の問題でしょうかね。

 

もうすぐspotifyは国内で始まりますしね。

 

ところでPretty Lightsですが、どのような

プロセスで業界の頂点を極める

グラミー賞ノミネートまで至ったのか。

 

答えはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を

使いまくってとにかく自分たちでプロモーション

しまくったということです。

 

twitterフォロワーは13万人、

Facebookページには78万人以上のいいね!

特に功を奏したが、YOUTUBEと

16万人のフォロワーを持つ SOUNDCLOUDに

デモトラック、コラボ曲、リミックスなどを

コアな音楽ファンをターゲットに

継続的アップしていたということです。

 

この「継続的に」というのが

非常に重要なんでしょうね。

 

日本の音楽業界では、この手法を使って

紅白に出るとか、レコ大獲るとかっていうのは、

現状まだまだ難しいのかもしれませんが、

 

全うに音楽のみで勝負しているアーティスト、

ミュージシャンはこのようにフリーで使えるSNSを

最大限に駆使してプロモーションを

することで、長いものに巻かれる必要は

なくなっていくかもしれませんね。