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メロディーが先か、トラックが先か。

歌メロ作りについて書いていきたいと思います。

作曲というとボーカリストが歌う単音のメロディーの事をさします。

まあ近年は、作曲家というカテゴリーでいわゆる先生系の歌メロのみをつくる職業作家というのもかなり少なくなりましたが。。

この歌メロ作り、誰でも簡単にできるだけに、一番難しいと思っています。

なにせ単音なわけでですから、少しでも音の動きがあってメロディーになっていれば、それは作曲なワケです。

で、メロディーか、トラックか、どちらを先に作っていくべきか。

80年代を駆け抜けたイギリスのニューウェーブバンド、デュランデュランは、トラックから先に作らないとクールな曲が出来ない といかつて言っていましたが、

私もこれに激しく同感ですね。

特に洋楽っぽくしたいとか、ダンスミュージック系、ジャンルがサウンドありきの曲は間違いなくトラックを先に作っていった方が良いです。

逆に楽曲のコード進行がA,B,サビ,C,Dとブロックごとに構成が、細かく分かれていて、コード進行にストーリー性のあるもの、バラードとかメロディーを聞かせたい場合なんかは、メロディーから考えていくと良いでしょう。

個人的見解ですが、歌詞とか歌メロとかはアレンジのように頭で考えられるものではなく、先天的に備わってるものという気がしますね。

つまりは運動神経に近いものがあると思います。

私の周りにも楽器も弾けないし、音楽理論も全くしらないけど、何故か素晴らしいメロディーが思いつく人とかいたりします。

しかも結構早く作れたりする。。

逆にアレンジはとても良いのにメロディーはそうでもないなという人もいたりします。

この辺りも正解がない、音楽の世界の面白いところですが。。

初心者の内は、いきなり良いメロを考えようとするのではなく、とりあえず鳴っているコードの音の中で(例えばCならドミソ)、動きを作りながら、メロディーを考えていけば良いと思います。

不協和音としてアタっていなければ、理論的にはOKですので、そういった感じで何かしら形にして完成させていきましょう。