Tokyo DTM Connection

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防音 > 遮音 > 吸音 ???

この防音 遮音 吸音の三つのワード。

結構ごっちゃになってて、どれがなんなのかわからない、とりあえず音が外に漏れないければいいんでしょ。と考えている方も結構いらっしゃると思います。(実際私もそうでした。。)

まずそれぞれ何がなんなのか定義してみたいと思います。

防音 : 外からの音を入らないようにする事

遮音 : こちら側が出した音を外に漏らさないようにする事。防音とは逆の意味ですね。

吸音 : 余分な反射する音を吸収させる事。

ということですね。

私たち宅録作家としてはやはり防音ルームがベストですが、なかなかそれは難しい方もいらっしゃると思うので、基本的に遮音&吸音でOKだと思います。

遮音する意味は、マンションであれば上下階やお隣さんからの苦情を避ける為ですね。

それではなぜ吸音をするのかというと、レコーディング時にマイクが余分な音を拾ったり、部屋全体に音が回るようなこと避ける為です。

そしてもう一つは、ミックス(トラックダウン)時にモニタリングの精度を高めて、定位感などクリアにし良いミックス環境に作る為ですね。

防音はもちろんやった方が良いですが、毒を持って毒を制すような方法でこの問題をクリアできる事があります。

それはわざと騒音のするところに住んで、あえて防音せずに音を出せる環境を作るという事です。

例えば24時間ガンガン車が走っているようなバイパス幹線道路沿いの物件とか。パチンコ屋さんと電車の線路の間の物件とか(極端すぎますが…)。

東京だと、246沿いとか、環八、環七沿いの物件に住んでるミュージシャンは非常に多いですね。

またそういう物件だと、ミュージシャン用ではなくても予め、窓が二重になってたりとか、ありますね。

ただこの環境ですと、トラックを作ったりアレンジしてる時は気にならないからokですが、マイク立ててボーカルを録音するとかライン録りじゃない、生音を録る時は、しっかり吸音する必要がありますね。

長くなってきたので、具体的な吸音、遮音対策は次回にしたいと思います。