Tokyo DTM Connection

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DAWさえもクラウドになる時代

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。
なんと長年音楽制作業界のスタンダードDAWソフトであった、Pro toolsが無償になりました。

http://gigazine.net/news/20150126-pro-tools-first/

LOGICがアップルストアのみの販売で19,800円になった時も驚きましたが、
音楽制作業界の標準的なDAWソフトである PRO TOOLSが
無料(タダ)になったというのは驚きですね。

ただこれって実は二回目なんですよね。

僕がPRO TOOLSを使い始めた2000年頃、当時PRO TOOLS LE(DIGI 001)と
24MIX(ハードウェア)とセットのPRO TOOLSの2種類がメインだった時、
サンレコの付録やダウンロードなどで、8トラックのみ使用可能という条件で、
PRO TOOLSフリーとしてリリースされてました。

当時、僕はMPCからPRO TOOLSに移行しようという時で、
PRO TOOLS LE(DIGI 001)をまさに検討していた時代でした。

当時のPRO TOOLSは、オーディオの扱いはバッチリだったのですが、MIDIのプログラミングが
非常にやりづらく、どうにもこうにも曲を作るモチベーションにならず、
使い始めて10日くらいで結局MPCにもどった苦い記憶がありますが。。。

ただ今回のは、現行の廉価盤のEXPRESSとほぼ変わらないようなスペックで、
サンプリングレートも96kz 32bit対応で、ハイレゾ音源も簡単に作れます。

しかも今時だなぁ思うのは、iLock管理ではなく制作したプロジェクトファイルを
保存するのは、個人のローカルのハードディスクではなくクラウドに保存されるということです。
3つまでしか保存できないようですが、消したりすることでまた新プロジェクトを作れるようになるらしいです。

ただ3曲も作ったらかなり使いこなせるようになってると思うので、
その時には正規版を買ってしまうでしょうね。

SPOTIFYなどの音楽ストリーミングサービスと同様にまずタダで配るという
フリーミアム戦略が、ついにDAW業界にもやってきたところですね。
あ、でも随分前からマック買うと、ガレージバンドが付いてきてますね。
あれもまさにフリーミアムですね。

最近はCUBASEやLOGIC、またはSTUDIO ONEなどで
完パケできる時代になってきて、音楽制作業界の動向が変わりつつあります。

常に企業価値を高めるのことに力を入れてきたAVID社としては、
他者との差別化をしてきているということでしょうかね。

ますます音楽制作へのハードルが低くなってきてます。
個人個人が簡単に作れて、気軽に発信できる時代。面白くなっていきそうです。