Tokyo DTM Connection

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より良いタイムストレッチ

こんばんは、KOJI obaです。
Cubaseには多くのDAWと同様、オーディオのタイムストレッチ機能があります。
しかしタイムストレッチには、いくつかのモードが用意されています。

オーディオメニューから処理で選ぶ場合は、タイムストレッチのアルゴリズムを選ぶことができます。

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Cubaseでは下記のアルゴリズムが選択可能です。

élastique
MPEX
Standard

経験上、StandardよりもMPEX、élastiqueの方が良い結果が得られる場合が多いです。
さらにそれぞれの中に、品質や特性によって何種類かに分かれています。

ぼくはオーディオメニューから編集するのがめんどくさいので、短いループやサンプルなどであれば、
タイムストレッチツールを使ってプロジェクトウィンドウで伸縮する場合が多いです。2015-03-16 07.55.48

その際に使用するアルゴリズムの指定は、環境設定から行います。

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ぼくは常時「MPEX – Poly Complex」にしています。
演算に時間はかかりますが、大体の場合音質の劣化が最低限にできます。

おそらくCubase購入時そのままだと、ここが「リアルタイム」になっているので、
この方法を使う場合は要注意です。

「リアルタイム」はプレビュー用の低品質のアルゴリズムなので、
短いサンプルだとしても、かなり音質が劣化します。
ちゃんと使える音にするためには、「リアルタイム」は避けましょう。

同じアルゴリズムを使用しても、素材の種類やオーディオのサイズによって
結果はさまざまなのでみなさんもいろいろ試してみるといいかもしれません。