移り変わりゆく音楽業界の楽曲制作の仕事の流れ
こんばんは、DJ TAKI-SHITです。
今日はレコード業界の楽曲制作の仕事に移り変わりについて書いてみたいと思います。
だいたい90年代くらいから、現在の2010年代くらいまでの楽曲制作の進め方って基本的にまずレコード会社から、外部の作家さんに発注します。
制作費が~円なので、今回の条件はこんな感じで~なんていうやりとりをして、まあ発注してからだいたい一週間から3週間くらいで納品という形がスタンダードな訳です。
つまりレコードメーカーは自社で制作機能は持っていないということですね。
何かモノの商品開発をするファブレス企業のように、工場を持たない会社のようなニュアンスということでしょうかね。
固定コストを抑えられるからでしょうね。
ところが、その昔60年代、70年代には、レコード会社が作曲家を抱えて抱えていた時代があったんですね。
レコード会社から給料をもらって生計を立てていた訳ですね。作曲家さんにもそんな時代があった訳です。
作曲家が先生と呼ばれていた時代でしょうかね。
当時には、レコード会社のA&Rにも楽器が弾けるとか、楽譜が読めるというのも普通の時代です。
ところが、今、レコード会社にそのようなA&Rさんは、ほとんどいないと思います(中にはいるかもしれませんが)。
パッケージビジネスが崩壊しつつあるレコード業界は、現状、ほとんどレコードメーカーさんが、勝てば官軍の売り上げ市場主義のような現場感になっていると思います。
そしてまた時は流れて、東京オリンピックが開催される時期、2020年代になった時、レコード業界が今のように外部に発注して、納品というゆうようなビジネスモデルが続いているでしょうか。
そもそも今のようなレコード会社主体の音楽業界のままでなのでしょうか。
アーティスト発信主体の業界になっているかもしれません。
メジャー、インディーの垣根はなくなったものの、まだまだレーベル主体の時代なのかもしれません。
数年前までスマホがこれだけ普及するのをほとんどの人が予想できなかったように、どうなっているのか、皆目見当もつきません。
いつの時代も新しい音楽が生まれなくなるということは99%ないと思いますが、いつまでも同じビジネスの形態、でいくはずはないということですね。
音楽業界は過渡期を迎え、流れが大きく変わろうとしている今、大事なことはうまく時代の流れに柔軟に対応していったり、
自ら変化することをを恐れない気概を持っているということだと思います。