ホンキートンクとは
こんばんは、KOJI obaです。
Halionなどの総合音源(いろんな音色が入っているもの)には、一つの楽器にも多様な音色が入っていることが多いですね。
例えば、ピアノ。
プリセットの名前が「Bright~」や「Mellow~」のものなんかは、なんとなく音の想像ができますが、
「ホンキートンク(honky tonk)」 これは一体、、、、!?
ホンキートンクとは、もともとアメリカ南部で見られる、音楽を演奏するバーの呼び名らしいです。
そんなちょっと柄の悪い(?)酒場に置いてあるような、「調律の狂ったアップライトピアノ」(※アップライトピアノ=グランドピアノとは違い、弦を垂直に張ったタイプのピアノ)のことを指して、ホンキートンク・ピアノと呼びます。
ピアノという楽器は、一つの音を出すために、内部のハンマーで弦を複数叩く構造になっています(低音域以外)。
ホンキートンク・ピアノは、そのそれぞれの弦の調律を狂わせて、いわばデチューンさせたような音になります。(元々はピアノを運ぶのに荒れた道を揺られるうちに調律が狂ってしまうことが多かったため、とも言われています。)
本来のピアノの調律からすればダメな状態ですが、ちょっと調子はずれな感じが逆に明るいというか、陽気な音色ですよね。 ”細かいことは気にしない”的な。
実際さまざまな楽曲の中で、この音色は使われています。
ぼくが真っ先に思い浮かぶのはこの曲です。
『きかんしゃトーマスのテーマ 』
https://www.youtube.com/watch?v=Uz7xMZ5YyGY
とてもかわいい音ですよね。子供のころからとっても好きな曲です。
あとビートルズにもホンキートンクを使った曲があります。
『The Beatles – Lady Madonna』
https://www.youtube.com/watch?v=VfthrizXKOM
では実際DTMでどう使うか!というと、たしかにオールマイティーさはないので、ぼくはあまりメインで使うことはないですが、プラックシンセ(pluck=減衰が早い音色。弦楽器的な、叩いたり弾いたりで音を出すもの、もしくはそんなイメージの音)の一部として使ったりしたことがあります。
シンセだけでpluckを作るとEDM感が強すぎちゃったりするので、それを和らげたい時とかに。ホンキートンクだからといって、陽気なラグタイムを作らなきゃいけないってことはないのです。
あとは一般的には、カントリー音楽で使われることも多いみたいですね。
そっち方面も、また調べてみようと思います。