Tokyo DTM Connection

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うまく使おう共有コピー

こんばんは、KOJI obaです。
今回はアレンジの時に意外と役立つCubaseのテクニックを紹介します。

シンセの音を太くしたい時、同じフレーズを別のシンセで鳴らすことはよくありますね。

あるいは、違う楽器で同じメロディーをユニゾンすることもあると思います。
その場合、後からフレーズを修正しようとすると、各トラックのすべての
MIDIリージョンを開いて直さなければいけません。

そんな時、Cubaseには「共有コピー」という便利な機能があります。

同トラック別トラックに関わらず、MIDIリージョンの中身をリンクしながらコピーできます。
方法は、「shift + alt + クリックして移動」です。(リージョンの右上に二重線 ”=” が表示されます。)

同じフレーズを何トラックにも渡って同時に鳴らす場合、この方法を使えば、
どれか一つのリージョンを修正すればリンクしている全てのリージョンに
変更が適用されるので、修正ミスも防げますし、何より「楽ちん」です。

ただし、うっかり共有コピーしてしまって、ガシガシ変えていたら、
変わって欲しくないリージョンまで変わってしまった…
なんてこともありますので、普通のコピーと共有コピー、上手く使い分けましょう。
1番と2番でコピー、という時は特に要注意です(笑)

ちなみにリンクを解除するには、リージョンを「shift + 右クリック」して
(Macの場合はshit + control + クリック)、「機能 → 独立コピーに変換」を選択します。
そうすればそのリージョンに限り、リンクが解除されます。

2015-02-23 23.10.19_n

※コピー元とコピー先は親子関係ではなく、全く同じ権限を持つものとして共有コピーされるので、
コピー元を独立コピーに変換したとしても、コピー先が複数ある場合は、
それらの共有関係は保持されたままになります。