Tokyo DTM Connection

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ついメジャー7thを入れたくなっちゃいますが…

コードの理論を覚えていくと、まあ最初はとりあえず (鍵盤で考えると)三本押さえるトライアドから勉強をしていきますね。

1度、3度(長 OR 短)、5度の三つですね。 過去にこんな記事を書いてます。関連記事としてご参照ください。 → http://ameblo.jp/taki-shit/entry-11587379497.html

でさらにコードの理論を追及していくと今度はテンションコードを学んでいくワケです。

その一番初めに学ぶメジャー7thコードというものがあります。 実は私はこのメジャー7thコードが大好きなんですね。 なんともいえない、まろやかで温かみがあってオシャレな響きがするコードの一つです。

つまりその時まで、自分が聴いてきた音楽で好きな曲が ほとんどこのメジャー7thコードを多用したものばっかりだったからです。

そうすると、探し求めていたものに出会えた嬉しさのあまり その時から作曲時にどんどんメジャー7thばかり入れてしまうワケですよ。

そうなると、どうしてもテイストが無駄にオシャレな感じの 曲ばかりできてしまうワケですね。。

以前、聞いたことがある話で、 竹内まりやさんのご主人は山下達郎さんであるというのは有名な話ですが、 奥さんのプロデュースを達郎さんがされる時に、曲のアレンジを メジャー7thをたくさん入れたがるのを、奥さんの竹内まりやさんが やめさせるそうなんですね。

そもそもメジャー7thを使うとやはり大人の雰囲気になってしまうのです。

竹内まりやさん自身は、自分のリスナーはさほどオシャレサウンドを 望んでいないというマーケティングができているということなんですね。

山下達郎さんの曲は本当にメジャー7thを多用して独特のっぽさを出して いますが(因み僕はそれが大好きですが…)、必ずしもそれが いつも功を奏すようにあてはまるとは限らないという事なんですね。

どこに向けて作るのかを意識すると、おのずとどういったアレンジにすれば 良いのかが、みえてくるのかもしれませんね。