ミックス 高域処理について
こんばんは、DJ TAKI-SHITです。
キレイなボトムを出す為のお話しは前回書きました。
で今回は、高い周波数、2Khz~8khz辺りの事です。
この辺りドラム全体をキレイに聴かせる為にキック、スネア、ハイハットなどのリズム隊をバスに
送ってまとめたものに対し、全体で5Khz辺りを持ち上げる事は結構多いです。
それと、クローズハイハット、オープンハイハットなどの金物系を8Khzからそれ以上の周波数すべてにかけて
EQ上でなめらかな上り坂を描くように完全ブーストしてしまいます。
これは、とにかくレンジを広くしたいという理由ですね。
ボトム、特に50hz~100辺りは、キックとベースの棲み分け兼ね合いをきちんと整理した上で
きっちりローエンドを出す。
そして金物系で高いところをブーストして、レンジの広さを演出する、こういったところに結構気を配っています。
ただ金物系をブーストする際には、やるとやはり急激にクリアなサウンドにすぐなるので、
気持ち的に乗ってきてついつい上げ勝ちになるのですが、
やり過ぎると、今度は耳に痛いサウンドになる危険性もあるので、この辺りは
適宜適応といった感じです。
ミックスは試行錯誤することでしか、上達しないので
聞き分けられる耳を持つべき鍛錬を繰り返すのみですね。