Tokyo DTM Connection

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機材によってモチベーションは変わるのか

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

僕は、DJするのと音楽を作るようになって、今年でだいたい20年くらいです。
DAWをメインとしたDTM音楽制作になってから、だいたい12年くらいです。

この間に使っている機材もいろいろと変わって来ました。
軽く自分の音楽制作機材の変遷を書いてみると

’95年~’96年 AKAI S700 + TASCAMのカセットMTR
’97年~’99年 opcode EZ vison + AKAI S1100
’99年~’03年 AKAI MPC2000XL + PRO TOOLS
’03年~’08年 logic
’08年~現在 cubase

さらっとですが、こんな感じです。

今思い返すと90年代の制作環境はかなりお遊び感覚でしたね。。その為、本腰入れて制作をやるということにはなかなか至らない場合も結構ありました。

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特に’97年~’99年 頃のVison + S1100時代は、まずMIDIの接続自体もよくわからず、サンプルできる時間も1分くらいしかなく、、操作性も煩雑で、本当にやる気が出なかった覚えがあります。

当時、DJ KRUSHさんがAKAI S1100を使っているとういうことだけで、中古を見つけたら、スペック、コンディションを確認せずに即買いした覚えがあります。分けもわからずととりあえず買ってみるという感じでした。

でモチベーションは上がらないまま、’99年になると、AKAIからMPC2000XLが出たんですね。これを買ってみて、モノにならなかったら、もうやめようと思っていた頃でした。そんな思いで買ってみたんですね。

そしたら、シンプルな液晶画面とパッドを叩くという楽器感のある操作性が、非常にしっくりきたんですね。

急にやる気が出て、とりあえず曲をガシガシ作れるようになりました。何より、操作を覚えてトラックが出来ていく過程が本当に楽しかったという記憶があります。

よく良い曲ができるかどうかは、使う機材は関係なくその人のセンス次第と言われたりします。

もちろん、どういうジャンルの音楽を作りたいのかということも大きく左右しますが、僕個人としては、機材でモチベーションはおおいに変わるものだと思います。

重要なのは、操作していく中での自分にとっての簡便さや、触感などによるストレスをどこまで感じないか、ということが重要であるということです。

つまり自分のやりたいことを行う時に、どのくらいの回数の作業ステップをふむのか、レスポンスの速さなどが大きく関係してくることだと思います。

僕のMPCに変えた時のモチベーションのアップさは非常に大きく、とりあえず5曲作ってそれにそのままラップを乗せて、CDを刷って、即座にリリースした覚えがあります(2000年当時)。

なので機材を買って、ある程度の操作を覚えて、そこそこ慣れてきたけど、どうもやってて楽しくないなあとか、モチベーションが保てない…という方は、思い切って変えてみるのもいいかもしれません。

ただ操作性が大きく変わることをおススメします。

DAW → ハードウェアデバイス 
ハードウェアデバイス  → DAW
DAW → 生楽器

などですかね。

ただ買ってみた機材をあくまである程度やりこんだ感がないと、変えてはいけません。

どんな機材を買っても、最初は誰もが全くわからない状態です。

とりあえず一週間くらい使ってみたけど、わからないから変えるというのではダメです。

最低でも3か月~半年間くらいはやりこんでみましょう。ここは相性の問題ではなく、根気の問題です。
そこそこ使いこなせるけど、どうもしっくりこないのなら、変えてみるのはアリです。

機材が変われば音の質感も必然的にかわります。なんとなくモヤモヤとしてモチベーションが上がらない方、変えてみたらモヤモヤを打破できる糸口かみえるかもしれません。

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