Tokyo DTM Connection

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日本も欧米のようになるのだろうか

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

実はわたくし、CDが最も売れていた時代、
98年~2000年くらいに現在ビックカメラに
なってしまった今は亡きHMV名古屋生活創庫店で
アルバイトをしていた時代がありました。

当時の売れ行きはそれはもう入れ食い状態の何もしないでも
勝手に売れていくような状態でした。

先日、名古屋に帰省した時に、当時の同僚と上司と飲みながら話していた時のことです。

 

ご存じの通り日本を含む全世界では、CDの売上は年々減少する方向に

あり、そして近い将来、高い可能性でダウンロードから、月額課金制のストリーミング

サービスがスタンダードになるであろう予測ができます。


飲み会でもこの話がでました。


果たして本当にそうなるだろうかと、一石投げるように当時の店長が一言言いました。

日本には、レンタル文化というものがある。

欧米では、レンタル文化というものが存在しません。
TSUTAYAもGEOもないのです。

日本には、古くからレンタルサービスというものは根付いていて、
現在大きなシェアを持つTSUTAYAがマクドナルドのように
ほぼほぼどこにでもあります。

借りたものを返すというサービスは、至極、物理的な問題であるので
必然的にパッケージである訳ですね。

もう一つ人種の文化性がわかることとして
当時のイギリスのHMVでの常習性のある万引き犯は
中身の光ディスクのみを抜いて、衣服の中に忍ばせて
持って帰るということも多かったそうな。

つまりジャケット、歌詞カードなんてものは、必要としていないんですね。

なるほどなと、それなら欧米は、配信もクラウドサービスも進むわなと。

ところが日本では、どうでしょう。

ヴィンテージの中古盤ならまだしも新品の外箱や傷汚れ、などに
執拗に拘っている人って結構多くないですか。

それと、TSUTAYA、GEOの勢いもまだまだあります。

僕は基本的にテクノロジーがどんどん進化していくことに
ワクワクするひとなので、ストリーミングサービスが業界のメインに
なることに関しては特に反対ではないですが、

音楽業界に関してもガラパゴス状態にある我が国に関しては
SPOTIFYやAPPLEのBEATSのサービスが始まった後
皆が皆移行するともちょっと思えないかなという風にも思います。

さて日本の音楽業界の未来はいかに、神のみぞ知るです。