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音色を選ぶ基準について

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。


今日は音色を選ぶ基準について書いていきたいと思います。


昨今、作曲するということは、メロディーのみならずアレンジも含めたものをとして定義されつつあります。

というか、HIP HOP,R&B,HOUSEなどトラックメイキングにおいて最早、歌メロも楽器の一部として、扱われることさえ多く、アレンジが全てではないかという風にも思います。


でアレンジといえば、何が肝になってくるかと言えば、やはりどんな音色を使って作っていくのかということです。


同じコード進行を使っていたとしても、音色や打ち方を変えることで、全く違うアレンジメントができるようになります。

つまりアレンジの引出しを増やすことというのは、所有していてなおかつ手足のように使いこなせる音色をどれだけバリエーション豊かに持てるかということにかかってきます。


では音色はどうやって選んでいったらよいのか。


まだ始めて間もない方は、DAWに付属しているプリセット音を使って感覚的に好きな音色を選らんで打ち込みをしていけば良いと思います。まず打ち込むことに慣れる方が先決ですからね。


一応曲を制作できるけど、イマイチ本物感が出ない…なんかしょぼく仕上がりがしょぼい…と悩まれている方は、自分が好きな曲で使われている音色に限りなく近いニュアンスの音色を自分の持っている音源の中から探していきましょう。

ドンピシャで「これはあのシンセの音と一緒だー!」と見つけた時は相当嬉しくなります。さらにそれを使いこなせるようになると、スキルもまた上がって行きます。

これはなかなか骨が折れる作業ではあります、しかしそもそも自分の憧れの作曲家、アレンジャー、プロデューサーにどこまで近づけるのかということを念頭に楽曲を日夜、あーでもない、こーでもないと言いながら作っているはずです。


それならまずは音色もそっくりそのままマネをしてみれば良いのです。そもそも同じ音色を使っていたとしても、コードの進行が違っていたり、フレーズが違っていたり、ビーツがオリジナルであればもう別の曲です。


因みに私は、使える音が一音だけ入っているというだけの理由で、10万円くらいするハードウェアシンセを買ったことがあります。


音色を選ぶ時は、モチーフにしている曲に使われている音色に限りなく近づけることを意識して作ってみると、グッとクオリティーが上がりますよ。