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曲のどこから作る?

こんばんは、KOJI obaです。

よく質問を受けることの一つに、「曲のどの部分から作り始めますか」 というものがあります。
曲のどの構成部分(例えばイントロ、Aメロ)から作るのか、という質問なのですが、

ぼくはいつも

「その時によって違います」

と答えます。

とは言ってもそれじゃ答えとして味気ないので、もう少し詳しく掘り下げてみます。
比率的に一番多いのは、サビから作るパターンです。

曲の一番の盛り上がる部分ですし、やはり一番の決め手になる重要な箇所です。
メロディ的には、歌う人が一番高いテンションを出せるような音域を使うことが多いです。(概ね高い音域)
アレンジ的にも、サビは一番派手であるべきだとも思います。

そうしてサビからまず作って、それに向かうストーリーとしてAメロ、Bメロを作るか、それとも歌の始まりとしてまずAメロから作って徐々に盛り上げるようにサビまで向かっていくか、それはその時の気分によったりします。

サビというのはイントロと同じくらい曲の代表的な顔の一つなので、まずそのイメージを確定させてしまえば、それに向かう部分もそれに沿ったもの(あるいは敢えてその逆)にすればよいので、まだあまり曲作りに慣れていない人にもオススメの方法かもしれません。

サビさえ良ければいいというものでも勿論ありません。AメロBメロにもそれぞれ役割があります。

これは一例ですが、Aメロは歌が一番始めに出現する場所なので、やはりインパクトや覚えやすさも必要です。BメロはAメロとサビを繋ぐ箇所でもあるし、とかくアイドル楽曲にとっては聴く人がある種の一体感を憶えたり、曲に没入するスイッチを入れる場所でもあったりします。

となると、どの部分も重要!ということになりますね。(あたりまえですが)

別にA-B-サビの構成に拘らなくてもいいと思いますし、まずはとにかく曲をたくさん作って、自分なりにいろいろな制作パターンを引き出せるようになるといいと思います。