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Cubaseで複数のトラックのルーティングを一括で変更

こんばんは、KOJI obaです。

 今回は地味だけど役立つCubaseの小技を紹介します。

 

宅録するとき、例えばボーカルを録ろうという場合の、

インストのオーディオトラック、そして複数のボーカル用オーディオトラックが

プロジェクトウィンドウに並んでいる、おなじみの風景です。

16-fig1

例えばいくつかのvoトラックをグループチャンネルに送って、まとめてリバーブをかけたり、コンプをかけたい、

そんな場面もよくあります。

 

その場合、トラックのルーティングのoutに任意のグループチャンネルを指定することになりますが、

インスペクタから1トラックずつ指定していくのは結構面倒くさいです。トラックが多ければなおさらです。

 そんなとき、ミキサーウィンドウでもっと簡単にできる方法があります。

 

ミキサーウィンドウでは、shiftキーまたはctrlキーを使えば、複数のトラックを選択状態にできます。

 

その状態で、ウィンドウ上部のルーティングを選ぶのですが、選択された全てのルーティングを

一括で変更するには、

 

《shiftキー+altキーを押しながら》

 どれかのoutを指定してあげます。(Windowsの場合。Macの場合はshiftキー+optionキー)

16-fig2

 

ちなみに、shiftキーのみを押しながら指定すると、グループチャンネルが複数ある場合に限り、

その順番に左から割り当てられます(クリックしたトラックを先頭に)。グループチャンネルが1つしか

存在しない場合は、shift+altと同じ挙動になりますね。

 

もしくはミキサーウィンドウの「コントロールリンク」の機能を使ってもいいと思いますが、

手間的にはshift+altの方が早いですね。

でもリンク機能はエフェクトとかにも適用できるので、

使いようによってはとっても便利です。

スクリーンショット 2014-08-20 00.02.53

 

Cubaseは長いこと使っていますが、進化するところはちゃんと進化していていいですね。

でも新しいVSTインストゥルメントのウィンドウにはまだ慣れないです。せめて

「VST クイックコントロールのリモートコントロールフォーカスがトラック選択に従う」

はデフォルトでオフにしてほしい、、、、!

(もしくは環境設定で設定させてほしい)