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ついに Rolandが808のモデリングマシンをリリース

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。


今まで様々なメーカーが、ダンスミュージック制作に

必須機材であった往年のリズムマシンTR-808,TR-909の

モデリングマシンをリリースしてきました。

 

ソフトシンセだと10数年前にブレイクした、

プロペラヘッド社のRebirth、ハードウェアだと、

JOMOXのAIR BASE 99 など、最近だと

ARTRIAのSPARKなんかもありました。

 

個人的主観としては、

TR-909シュミレートのJOMOXのAIR BASEなんかは、

結構気に入っててシカゴハウスっぽいトラックを

作っているときなどスネアの連打打ちなんかを

楽しんでやってたり、音良いなあとか思ってました。

 

昨今でもHIP HOP界隈でトラップ

(TR-808のキック音のサステインを伸ばしてベース音にする種類のジャンル)

が流行ってたりや、NeptunesのPharellなんかも未だに

制作に愛用していたりと、とにかく808は根強い人気を誇っています。


私もトラック制作の際にドラムを作っている段階で

かなり高い頻度で808系の素材を使ったりしてます。


そいえば以前、こんな記事も書きました。

 

ドラムトラックの制作の肝 2

 http://goo.gl/lyz0AS

各メーカーがシュミレートモデルを出す中、本家のrolandは

いつ出すのかと、近年トラックメイカーの中では高まっていたのですが、

今回、[AIRA]という新プロジェクトでTR-8という名前で

TR-808,TR-909のシュミレートモデルがリリース

になったようです。

 

aira_tr8


ぱっと見の外観はかなりカッコイイです。


液晶がないのも、元祖モデルを意識してたり、視覚よりも

直感の耳で作っていく仕様という感じでイイですね!


やっぱ機材は楽器のようにフィジカル感がないとね。


ヴィンテージになりつつあるオリジナルTR-808,TR-909なんかは、

アナログ仕様の為、パーツの劣化具合で個体差が著しくあり、

音が全く違うけど、またそれがアナログ感で

良いというファンも多いようですね。


今回のAIRA TR-8は、やはり本家だけあって、当時の開発エンジニアや

長年の愛好者などのヒアリングを重ねに重ねてきたようで、

とにかく本物感はバッチリだそうです。


しかも30年前のオリジナルリリースには出来なかった現代の技術も

盛り込み、キックのつまみにアタックがかけられるようになってたり

USB経由でパラアウトもできたり、NATIVE INSTRUMENTSのトラクター

と同期させて、DJでプレイしている曲のテンポN合わせてドラムを

鳴らしたりもできるそうです。


トラック制作だけでなく、DJプレイにも使えるというのは、

今っぽいですね!


値段は、52,000円前後らしいです。オリジナルを中古市場で

コンディションの良いモノを買おうと思うと、20万円以上くらい

かかりますからね~、これはお得ですね。


なんといっても元祖ローランドのシュミレートですから、

他のシュミレートより音質が劣っているハズがないでしょう。


これは、私も欲しいです。