Tokyo DTM Connection

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アレンジ力を強くする方法

仕事として楽曲の制作を依頼されたり、アレンジを依頼されたりすると、クオリティーの高いものを求められるのはプロである以上、当然の事ですが、

その他にも納期をきちんと守ることだったり、どこまで引出し持っているのかということを求められますね。

この引出しをたくさん持っているということが、プレイヤーとしての生命線であるといえるでしょう。

じゃあその引出しをたくさん持つには、どういう事をするのがよいのか。

良い曲をたくさん聴きまくるいうのももちろん利点ではありますが、

一番良いトレーニングは、良いアレンジだなと思う曲を使っているシーケンサーに張り付けて

ソフト上でテンポを割り出して、A,B,サビ(場合によってはCメロも)のワンコーラス分のビーツパターン、キー、コードネーム、コード進行のパターン、歌メロを完璧に再現できるようにコピーすることです。

これが最も力が付きます。

ポイントは、相当頑張って完コピを目指すことです。しかも慣れてきたら早くやることを心掛けると尚良いです。

ドラムのキックとスネアはどんな音色を使っているのか。ベースはシンセ系なのか、生系なのか、ギターは、アコギなのか、エレキなのか、、、

こういったことを細かく注意深く、一音、一音、自分の持っている機材で最も近い音色を探していきながら、完コピを目指していくのです。

これがトラックメーカー、アレンジャー、サウンドプロデューサーとしての力が最も付きます。

よくありがちなのが、コードの部分だけ調べて終わりという人がおられますが、確かにコードのパターンをたくさん知っているというのも大事ですが、

世の中にあふれている楽曲はコードのパターンは定番のものがほとんどです。

これについてはまた次の機会に触れたいと思いますが、

アレンジ力をつけていこうと思うのであれば、たくさんの曲を完コピすること、これがもっともよいです。