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Aメロだけなのに良い曲が出来てしまった場合

作曲をするときに誰かが歌う、しかも売り物にしたいとか、たくさんの人々に届けたいという気持ちを持って作ろうとした時、曲の制作過程のどこに最も注力すべきかというと、これはもう間違いなくサビのパートですね。

歌モノであれば、聞き手の人々はサビが聴きたくて、気持ちを盛り上げる為にAメロ、Bメロを聴いているという行っても過言ではないでしょう。Aメロ、Bメロは、いわば伏線的役目ですね。

コンペなどに出す時、ディレクターさんにキャッチーなアプローチにする為に、ワンコーラスでイントロサビ始まり A,B,サビまで、作ってプレゼンするというのはよくあります。

ただそう簡単に良い曲ばっかりポンポン出来るものではないというのが、この世界の常。

作り始めたら、Aメロなのに、めっちゃ美メロな良い曲ができてしまう場合もあったりします。

この場合8小説のAメロのみで完結しているような曲であれば、もうそれは、あとはBメロのみを作ってA-Bのみ、つまりAイコール サビの曲にしてしまいましょう。

サビ始まりだし、最初からガツンとくる曲ならそれはそれで良いです。

ヒット曲には意図的に王道パターン(イントロサビ-A-B-サビ)にハメてある曲が多いですが、まれにこういう曲でもヒットしている曲があります。

すごく分り易くいうと、ビートルズの「ヘイジュード」なんかはそうですね。

いつまでたってもサビが出てこない、かと思ったら、ラーララ、ラララッラーでコーラスぽくアウトロみたく終わってる。でもめっちゃ良い曲!みたいなニュアンスですね。

人々が幸せになる曲であればなんでも良いのです。