Tokyo DTM Connection

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新たな音楽ジャンルが生まれるときとは

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

いつの時代も機材のテクノロジーの進化というのが、新たなジャンルを作ったり、トレンドを作ったりす
るものです。

リズムマシーンがない頃の時代、当然打ち込みなどというワードもなく、如何に生音を上手に演奏して、
キレイにレコーディングするかが、最もプライオリティーが高いとされる時代でした。

バンドのサウンドしか存在しない時代ですね。

そのうちリズムマシーンが出始めた頃、その音がカッコイイとされ、ロックサウンドにリズムマシーンが
多用され、ニューウェーブと呼ばれるジャンルが出てきました。

またROLANDがTR-808やTR-909をリリースしなければ、80年代のブラックコンテンポラリーサウンドや、シ
カゴハウスは生まれなかったのです。
909

もっというと、E-MUがSP1200をリリースしなければ、後々世界中にフォロワーを増殖させる’90年代の荒
々しいラグドなビーツをHIP HOPのトラックメイカーが作ることもなかったのです。
6723_EMU_SP1200

さらにここ10年くらいでは、NATIVE INSTRUMENTSがMASSIVEをリリースしなければ、ダブステップという ジャンルも生れてなかったのかもしれません。
もしかしたら、Sylenth1やnexusがなければ、EDMというジャンルもなかったのかも。

そうなんです。いつの時代も新しい音楽のジャンルを作っているのは、機材なのです。

ここに気づけるかどうかで、トラックメイカーやアレンジャーの寿命がかかっていると言っても過言では
ないかもしれませんね。

機材のニューリリースや、今旬な人が何を使っているのかをチェックしておいて損な事はないでしょう。
新しいものが出てくる時は何よりワクワクしますしね。

クラブミュージックも30年以上の歴史の中で様々なジャンルの音楽が生れて、常に進化していっています


いつの時代も固く考えずに柔軟なスタンスをとっていきたいですね。