Cubaseのトラックディレイ機能
こんばんは、KOJI obaです。
今回もCubaseで意外と役立つ便利機能を紹介。
Cubaseの各トラックのインスペクター(プロジェクト画面左部に表示される)に、
トラックディレイという項目があります。 時計のマークが付いている部分です。
これはそのトラックの発音のタイミングを、ミリセカンド単位で早めたり、遅くしたりする機能です。
(1秒=1,000ms(ミリセカンド))
例えばアタックのゆるやかなストリングスの音色を打ち込む場合、スナップを外して微妙に前に
ずらしたりするのはよくあることですが、場合によっては、このトラックディレイ機能を使えば
一発で解決することもあります。
この場合、立ち上がりが遅い → 実際の発音を少し早くしたい
ということになるので、トラックディレイは左側にスライドさせ、マイナスの値になるようにします。
上図のような設定だと、トラックディレイ=-30msなので、打ち込んだタイミングよりも、
30ms早く音が発音されることになります。
この機能は必ずしもオールマイティーではないですが、トラックに対して一括でタイミングを変えたいとき、
使ってみると便利かもしれませんね。
(オーディオトラック、MIDIトラック、インストゥルメントトラックに この機能が搭載されています。)