こんばんは、気が付いたらDJ歴今年で21年目に突入したDJ TAKI-SHITです。
僕は、ここ10数年、音楽作家活動がメインですが、僕のミュージシャンとしてのルーツはやはりクラブDJなのです。なので、芸名である、TAKI-SHITの前に、DJという枕言葉をつけてあるのです。
19歳 の時、大学の学祭で初めて人前でレコードをスピン。翌年、初めてのクラブDJデビューは、名古屋のDJ達の登竜門と言われる、新栄のクラブbuddha でした(懐かしい〜)。当時は今のように、誰でも何処でもDJ!というような気軽に出来る事ではなく、もっともっとハードルの高い事だったと思います。
その理由があるとしたら以下のような事でしょうか
・ある一定のスキルはあるのかどうか。→ ちゃんと繋げる?音量デカ過ぎない?場と空気にあった選曲できるの?
・諸先輩の方々へのリスペクト → ジャンルにもよるかもですが、意外にもこの世界は、かなりの体育会系でした。特にHIP HOPとRAGGAEは、ピラミッド型ヒエラルキーが根強くあったと覚えてます(今となってはそれも良い思い出ですが^^;)。
・単発イベントならいくらでも出来るが、箱付きのレギュラーDJにはなかなかなれない。→ 店側に認められる必要がある。
とまあ、今のように、軽〜くDJやるぜ!とはなかなかならなかったものです。
上記の中で、当時僕が最も気にしていたのは、やはりスキルの問題でした。
僭越ながら、センスには根拠のない自信があった?ので、あまり選曲の事は考えてませんでした。問題はスキルです。みんながフロアで楽しく踊っている現場で、上手に繋げるの? っていうところでした。
クラブDJで最初に練習しなければならないこと、それはツナギです。
それでは、クラブDJは何故曲をツナグのか?
それは、踊っている人の足を止めたくないから です。
これ、ちょっと考えたら至極当然のことなんですが、意外とその理由を知らない人が多いと思います。
曲をツナグこと無く、一曲一曲終わってから、はい次の曲という昔のFMラジオのようなかけ方をすると、フロアで気持ち良く踊っている人達は、あれっ?て一旦足が止まるワケです。踊っている人達の足を止めたくないから、ビートのテンポを合わせて、曲が変わった事に違和感を感じさせないように繋いでいくワケです。
誰でも彼でもDJになれる時代になって、やる人が増えるのとても喜ばしいことです。
基本中の基本のことですが、最も大事な事ですね。こういう基本の事を忘れずに、行きたいものです。