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APPLEに買収されるところまで来たDR.DREのビジネス手腕

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。


巷ではDr.DREのBEATSをアップルが

32億ドルで買収するとかしないとかで

ザワザワっとしていますね。


なんでもDREは、もしAPPLEがBEATSを買収した場合、

ヒップホップ界で初のビリオネア(!)になるらしいです。

(これもDREのプライベートパーティー的な

動画を友人の俳優さんがアップしてました)。


僕のDREのイメージは、やはり’92当時 毎日のように

聴いていた1ST ソロアルバム

[CHRONIC]のイメージが強いですね。


タイトル通り、本当に長期にわたってジワジワと効いてくる

スルメのようなアルバムで、今聴いても全く色褪せていないですね。


[CHRONIC]がヒットした後も、レーベルの運営や、後にBEATSの

ビジネスパートナーになる INTERSCOPEレーベルの設立者

ジミー・アイオヴァインと、EMINEM,50CENTなんかに世に送り出したりして

ビジネススキルを着々と磨いていたワケです。


アメリカ、特にHIP HOP界では、アーティストがレコードセールスで

成功すると、そのままレーベルのトップになったり、

他のビジネスを手掛けるということはよくありますね。


JAY-ZやPUFF DADDYなんかがそのあたり顕著です。


BEATSを売る時も、レコードレーベルのアーティストのMVなどに

出てくるファッショナブルなダンサーなどに、とにかくBEATSの

ヘッドフォンをつけさせて、全世界の若者たちに

このヘッドフォンを付けてるとオシャレだよ!という

イメージ戦略が見事にハマって、日本でもかなりブレイクしましたね。


しかもただオシャレアイテムだけで終わらずに、

DREが監修しただけあって音もバキバキに良かったですからね。


で、今年から、これから間違いなく来るであろうストリーミング

サブスクリプション型のBEATS MUSICもスタートしています。
(会員数はまだまだのようですが、)


で、ここにきて、アップルが買いたいと言ってきてるわけです。


もうDREにしてみたら、ウハウハな訳です。


一人のラッパーが、仲間の詐欺行為(EASY EやSUGE KNIGHT)や、

自身のレーベルのアーティストが殺されたり(2pac)

様々な紆余曲折を経て、今、ヒップホップ界初の

ビリオネアになろうとしている。いや、マジ凄いです。。


もう音楽は大して儲からない言われて久しい昨今ですが、日本でも

売れた時に、有名になって世間に認知された時に、誰と組んで何を

仕掛けることができるのか、ということがレコードビジネス以外で

収益を出す肝になってくるかもしれませんね。