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アイドルブームっていつまで続くの?

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

今日はちょっと音楽業界の時代の流れ

について書いてみたいと思います。


CDの売上が大幅に減少しているのは周知の事実。


しかし新しい音楽がリリースされなくなることはないですよね。


これってもしあるとしたら、今から世の中の音楽は全て旧譜で

使いまわすということになり、まあそれはつまらない世界でしょうね。


CDの売上が減ってそれと比例する形で聴く人が減ってきて

いるかというと、そうでもない気がします。


むしろスマホが普及した事で、より手軽に身近になって

聴かれる一人のユーザーに聴かれる頻度は上がってる

ような気さえします。

 

ここ2,3年のチャートに名を連ねているのはほとんど

アイドルかアニメ、もしくは他のエンタメ業界とリンクしたもの

(最近だとアナ雪とか)がほとんどですね。

 

ただこのアイドルブームってどのくらい続くのでしょうか?

 

98年~99年くらいのJ-POP全盛期の頃、

つまりCDが最も売れた時代と比べて、

今の日本の音楽業界の売上というのは

6~7割減くらいだと言われています。

 

98年~99年頃の筆者は、当時 某FM局で週末番組のADを

やりながら、HMVでバイトをしていた時代でした。


その頃のラジオ局内の雰囲気やCDショップの

お店の盛り上がりっぷりは、それはもう凄かったです。


局内には、局で働いている人の倍くらいの

レコードメーカーのプロモーターさん達が、

番組のディレクター陣にとにかくプレイしてくださいと

そこらじゅうで営業をかけていました。


CDショップはというと、午後4時過ぎた頃の店内は

学生さんや仕事帰りのお勤めの方などで、

ごった返していた記憶があります。
(特にHMVは店内にしゃべり手のDJまでいた)


98年~99年頃というと、非常に印象的だったのが

だんご三兄弟と宇多田ヒカルさんの[first love]のですね。


だんご三兄弟はレジ横においておくだけで飛ぶように

売れてましたし、宇多田ヒカルはアルバム1枚3000円なのに

異例の店頭 外売り!してガシガシ売れていった記憶があります。


振り返るとそんな時代がありました。


さらにさかのぼると88年頃から90年代半ばくらいって

バンドブーム全盛でした。


筆者も88年から89年くらいは、本当に日本のバンドしか

聞いてませんでした。


ちなみそのちょっと後の90年代半ばくらいって

アイドル不遇の時代なんですよね。


でさらにさかのぼって80年代だと、これまた現在と同じく

アイドル全盛時代。ベストテンの時代ですね。

 

で30年後の今、再びアイドル全盛期の時代。

 

何が言いたいのかっていうと、ブームっていうのは

ずっとは続かないということですね。


そいえば、,2009年,2010年頃って、ふとチャートをみれば

韓流一色だった時代もありましたね。


あれ?あの人って最近みかけないけど、どうしたのかな?

って思うアーティストさんって結構いたりしますよね。


そうそう売れてなければ、特段「引退宣言」をするワケでも

なく、いつのまにかしれっといなくなる人がほとんどということですね。


世の中は 栄枯盛衰であり、諸行無常であるワケです。


山があれば必ず谷があるということです。


歴史は繰り返すという言葉に則って

80年代アイドル全盛時代のことを考えれば

次はまたバンドか?!という推測もできますが。

先の事はわかりませんね。


時代の流れやトレンドをくみ取って、自分の作品にエッセンスとして

入れるのは僕はおおいにありだと思いますが、


一ミュージシャンとしては、ブレずに強みを生かしたところで

太く柱を立てて建設的にやっていくのが、実は一番強いのではないかと

思う所存です。

 

時流にのっかる時は、必ず自分の強みを出せる乗っかり方を

するのが吉といえるでしょうね。


流行ってるからといって、今までやってきた強みを生かさずに

全くスタンスを変えるのは本末転倒です。

 

長い目で見れば、それが一番良いと思います。


時計の針はまた12時を指す時がやがてやってくるのです。


ブレずに羽を磨いていきましょう。