Tokyo DTM Connection

Blog

アイドルソングに必要なものについて考えてみた件02

みなさんこんにちは。

講師の村カワです。

 

今回も前回に引き続き「アイドルソングに必要なもの」を伝授していきたいと思う。



「PPPHを入れられるようにすべし!」

 

これは「ぴーぴーぴーえいち」と読み、Bメロ部分で発動するアビリティである!

 

つか、「ぴーぴーぴーえいち」とは何なのか?

TCP/IPぽいけど、プロトコルでは断じてないし、そもそもTCP/IPぽくもない。

 

Bメロというものは、Aメロとサビに挟まれてクッション的な役割を果たしており、アレンジ的にBメロのビートはメリハリがつけられる事から、ハーフテンポになる事が多い。

 

そして、そのハーフテンポのビートに合わせるように打たれる手拍子とかけ声があるのだ。




1拍目、手拍子。「パン」

 

3拍目、2拍8分の裏、手拍子2回。「パ」「パン」

 

4拍目、かけ声。「ヒュー!」




そう!「ぴーぴーぴーえいち」とは、

 

「パン(pan)」

 

「パ(pa)」「パン(pan)」

 

「ヒュー!(Hyuuuu!)」

 

の略なのである!

 

(ちなみに「ヒュー!」の所でジャンプする)

 

「PPPH」の発生はかなり古く、80年代後半にはすでに存在していたようだ。

 

とすると歴史は20年を超える。

 

まさに伝統芸である。

 

「PPPH」は、オタであれば血肉同然、太古の記憶ともいえるもので、入れられるならどんな曲にでも入れることが可能だ。

 

(バラード等除く、我々はちゃんと空気を読む!)

 

故にアイドル楽曲の制作に於いて、「PPPH」を念頭に置かない曲作りなどはありえないのだ!

 

近年では「オーイング」という新興勢力に押され気味ではあるが、古参オタにとって「PPPH」は「心のふるさと」と呼ぶべき、生温い記憶なのである。デュフフ。


さて、次回は「ケチャ」をお届けしよう、See you ayumin!