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楽器の音色のイメージ

こんばんは、KOJI obaです。

2015-10-07 14.00.34

皆さんは楽器に、例えばオルガンという楽器の音にどんなイメージを持っていますか?
「懐かしい感じ」 「荘厳な感じ」 「ソウルっぽい感じ」
このように、多分もっといろいろ出てくると思いますし、人によってイメージは違うと思います。

つまり、一言にある楽器のことを指しても、人によってイメージする音は違うかもしれないということです。育ってきた国や環境、聴いてきたもので形成されるイメージは、当然一人一人違いがあります。

上のオルガンの例でいうと、「懐かしい感じ」というのは恐らく小学校によく置いてあるオルガンのことを思い出したのでしょう。「荘厳な感じ」というのはチャーチオルガンやパイプオルガンのイメージですね。ソウルっぽいというのは、ハモンドオルガンのような音色でしょうから、この人はレアグルーヴ、ジャズ〜ファンクとかが好きなのかな、と想像できます。

これは人とやりとりをする時に少し注意が必要です。アレンジのやりとりをしていて「Bメロにオルガンを入れて欲しい」と言われて、はたしてどんな音色のオルガンを入れるのか…。当然詳しく聞いてやりとりをするのが一番いいですが、そういうイメージをいかに汲み取れるかというのも、曲作りに必要なセンスの一つかもしれません。そして世間一般が持っているイメージをきちんと消化していないといけません。でないと、聴く人に意図が正しく伝わりません。

ただなんとなく音を入れるのではなく、こういう雰囲気にしたいからここにこの楽器をこういう音色で、、というようにきちんと意図を音色やアレンジに込められれば、それはきっと多くの人にも伝わるし、良い曲になる気がします(^ ^)