Tokyo DTM Connection

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StepDesignerってなに?

こんばんは、KOJI obaです。
CubaseのMIDIプラグインで「StepDesigner」というものがあるのを知っていますか?

通常打ち込みする場合は、プロジェクトウィンドウにリージョンを作ってピアノロールに打ち込んだり、鍵盤等を叩いて時系列で記録しますが、このStepDesignerは演奏するパターンをプラグイン内で作成し、VSTに演奏させるものです。

ハードのシーケンサーを使ったことがある人はすぐ感覚が分かるかもしれませんね。

ぼくはあまり使うことはないのですが、ランダマイズ機能もあるので、偶発的なフレーズやノイズ的な効果を探しているときにたまに試したりします。
使い方は、トラックのMIDIインサートからStepDesignerを選択すればOK。
スクリーンショット 2015-08-26 21.29.18
自分でパターンを作ることもできますし、プリセットも用意されています。
スクリーンショット 2015-08-26 21.29.55

上の図の場合は、16分音符で16ステップ=1小節のパターンです。音の高さやベロシティ、ゲート(音の長さ)も設定することができます。

音符はStepDesigner内で指定するので、このまま再生すればこのパターンがインサートしたVSTの音で演奏されます。

じゃあピアノロールで何もしないのか、というとそうではありません。上の図だと「Pattern ”1”」となっている部分を上下すると、他のパターンも出てくることが分かります。一つのパターンだけを演奏するのではなく、最大200パターンのフレーズをStepDesigner内で指定することができ、どのパターンを演奏させるのかを、ピアノロールで指定します。Pattern 1を演奏したければ、ピアノロールにC1を音符として入力します(音高でパターンを切り替えます)。
スクリーンショット 2015-08-26 21.53.59

そうすると曲の展開でフレーズも変えていくことができます。
下図の場合は、2小節パターン1を演奏し、その後2小節はパターン4の音が鳴ります。
スクリーンショット 2015-08-26 21.55.38
ハードのシーケンサーで慣れているひとは、この方がやりやすい場合もあるかもしれませんね。機会があれば、触ってみてください。