StepDesignerってなに?
こんばんは、KOJI obaです。
CubaseのMIDIプラグインで「StepDesigner」というものがあるのを知っていますか?
通常打ち込みする場合は、プロジェクトウィンドウにリージョンを作ってピアノロールに打ち込んだり、鍵盤等を叩いて時系列で記録しますが、このStepDesignerは演奏するパターンをプラグイン内で作成し、VSTに演奏させるものです。
ハードのシーケンサーを使ったことがある人はすぐ感覚が分かるかもしれませんね。
ぼくはあまり使うことはないのですが、ランダマイズ機能もあるので、偶発的なフレーズやノイズ的な効果を探しているときにたまに試したりします。
使い方は、トラックのMIDIインサートからStepDesignerを選択すればOK。
自分でパターンを作ることもできますし、プリセットも用意されています。
上の図の場合は、16分音符で16ステップ=1小節のパターンです。音の高さやベロシティ、ゲート(音の長さ)も設定することができます。
音符はStepDesigner内で指定するので、このまま再生すればこのパターンがインサートしたVSTの音で演奏されます。
じゃあピアノロールで何もしないのか、というとそうではありません。上の図だと「Pattern ”1”」となっている部分を上下すると、他のパターンも出てくることが分かります。一つのパターンだけを演奏するのではなく、最大200パターンのフレーズをStepDesigner内で指定することができ、どのパターンを演奏させるのかを、ピアノロールで指定します。Pattern 1を演奏したければ、ピアノロールにC1を音符として入力します(音高でパターンを切り替えます)。
そうすると曲の展開でフレーズも変えていくことができます。
下図の場合は、2小節パターン1を演奏し、その後2小節はパターン4の音が鳴ります。
ハードのシーケンサーで慣れているひとは、この方がやりやすい場合もあるかもしれませんね。機会があれば、触ってみてください。