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ストイックミュージシャンがとるべきスタンス

こんばんは、DJ TAKI-SHITです。

とある日、ざっくりネットを駆け巡っていると

非常に興味深い記事を発見しました。


若干古めなんですが、、、


ネットの音楽オタクが選んだ2013年の日本のアルバム ベスト50→1

http://pittiblog.ldblog.jp/archives/35297409.html 


チャートインしている人達をみていると

いわゆるオーバーグラウンドでも活躍している人っていうと


20位のももいろクローバーZ『5TH DIMENSION』

4位のきゃりーぱみゅぱみゅ『なんだこれくしょん』

2位 サカナクション『sakanaction』

1位 Perfume『LEVEL3』


辺りでしょうかね。ただこの辺りメンツはサウンドクオリティーが

高いのはすでに周知の事実ですね。



他のランクインしている方々は、長年流行りすたりにのっかることなく

ストイックに自分の音楽のみを追求してきたアーティストという

感じです。



このチャートはCDなんですよね。


CDが売れないと言われて続けて10年経ち

さらにますます売れないここ最近。


こういったアーティスト達のCDを買ってる人達は皆

耳の肥えた音楽マニアの方々なんですよね。



今や1万枚売れれば、オリコントップ10圏内に入り

5万枚売れたら大ヒットと言われる時代なわけです。

(特殊なアイドル市場を除いて)



現状2012年、2013年のオリコンチャートをみていると

ランクインしてるのは、ほとんどがアイドル、



アイドルソングをメインにしている作家さん、また比較的ニーズが

安定しているアニソンやヴィジュアル系などをやられている方は、

そのままのスタンスで良いのかなと思います。


ただいわゆる大衆ポップスをメインしているのではなく

単純にサウンド重視のミュージシャンが今後とるべきスタンスは

間違いなく独立自立でしょうね。



通常、メジャーのレコード会社から請け負って仕事をすると

著作権をどうするのかというと、どこかの出版社との契約になるワケです。


そうなると、なんやかやの分配が行われて、一作家の取り分というのは

(あえて数値はココでは書きませんが)非常に微々たるものになります。


因み1万枚くらいのセールスであれば、大して爽やかには行かない感じです。


であれば、アーティストとして取るべきスタンスは

セルフプロデュース、セルフブランディング、セルフマネージメント、

セルフプロモーションですね。


これは一人で全部やろうとすると大変なので、とるべき形態は

少数精鋭の最小限のスタッフです


そして楽曲の権利、すなわち原盤権、出版権、著作権を

きちんと、確保して活動をしていくというのが吉でしょう。


今時はプロモーションに関してはネットのみで、

コストをかけずに様々なことができますね。


ネットでバズさえ起こすことができれば、最初は広告なんかの

コストをかけずにできるワケです。



YOU TUBEでMUSIC VIDEOをアップしてもいいし、ユーストリームを

使って、ライブを配信してもいいです。


後はSNSですね。SOUND CLOUD,FACEBOOKやMIXI,TWITTERでどこまで拡散して

認知させることができるのかというのがカギとなってくると

思いますね。


ただもちろんミュージシャンとしての高い

資質があって、サウンドクオリティーにセンスがあるということが

大原則ですが。


また歌詞を英語詩にしたり、DJトラックスや音響系など

サウンドのみで勝負しているミュージシャンは海外をターゲット

にしていくこともできますね。


実力のある人ほど、長いものに巻かれなくなるので、そういう人達ほど

追い風になってくるのかもしれませんね。